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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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考えてみればこれまでは永澄が燦ちゃんの為になにかを明示的にしたという回が少なかったというような気がします。勿論積極的に選んだとかそういう話はあった記憶がありますが、実際に気持ちを形にするというのが弱かった感じ。

その辺りをラストに持ってくるというのは、なかなか憎い演出。最初からキャラを絞り込んで減点に戻る形で、話をクローズするというのはある意味理想的な展開と言えるんじゃないでしょうか。

ここまでは結構シリアスな路線で来てますので、これをこのままで行くのかどうか。ちょっとカラーに合わないような気もしますが、キャラが良く活きているので、あまり違和感は感じないというのが、ギャグ中心の作品としては最近珍しいです。

ここまで突っ走ってきた作品だけに、ラストにも期待させて欲しいです。一体どういう〆を見せるのか、是非ラストまで走りきって欲しいです。
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完全な予定調和。何の例外も起きない。あくまでも方法論に特化した回でした。美しいです。ラストになって、全てをぶち壊しにするような設定を平気で出してくるような、無様な作品が多い中、完全に物語を収束させる事に成功させています。しかも、異世界、怪物、精霊と言った現実には存在しない題材を使っているにも関わらず、それを世界観に完全に定着させ、リアリティを持たせることに成功しています。リアリティを持つからこそ、正しい手順で正しく処理出来て当然な訳で、そうでなければこれまでの話が意味を持ちません。

勿論、単に物語の収束で終わっているだけではなく、バルサやチャグムの心情表現は今回もまた十分に表現されています。この点は一貫して一切手が抜かれることはなく徹底的に行われています。当然それがキャラにリアリティを持たせることになり、リアリティを持つからこそ、彼等の言動に説得力が生まれる訳です。

しかも、フォローの話数をきちんと残しており、そこでも一波乱を用意しているようです。まさに作品として完璧な構成を持っており、それを完璧に実現しています。話としては、判りやすく、変に捻っている訳でも、特に難しいモチーフを扱っている訳でもないのですが、これをここまで高い次元で昇華させることが出来るのは、神山とIGしか出来ない芸当なのかもしれません。

恐らく物語としての完成度がここまで高いものは、もうしばらくは出てこないんじゃないかという気がします。これまで特別な出来の作品というのは何本かありますが、精霊の守り人は、基本に忠実に、それを完璧にこなすという形において、最高傑作であると断言できると思います。
最終的な結論としては、人類には希望はあるというもの。この手のテーマで話を作り出した時に、一番無難な結論。確かに希望は無いという証明は不可能なので、嘘では無い。けれど、信頼も出来ないという結論。

キースは人類として最も優秀と呼べる種だった。にも関わらず彼もまた、マザーというイデオロギーに対し、死ぬ直前まで自由になることは出来なかった。ジョミーは自由に見えた。けれど、実際には結論は先送りの無責任な選択をしたに他ならない。勿論人類の未来の全てを賭ける選択に対する責任など負えるものではないのだけど。

そういう意味で、自然に任せるというのが正しい選択なのかもしれない。けれど、人類が自分の負える責任の範囲で自由を獲得しようと考えるなら、SD体制というのは現実的なものとなります。

人類は信頼に足るか。この答えは難しいですが、個人的には基本的にNoです。人類は可能性を残しつつも、そのほとんどは管理下に置かれるのが正しい。ミュウを敵対因子としてだけ見るのではなく、可能性の一つとして考えられればそれがもう一つの選択となりえたのじゃないかという気がします。