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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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朝日新聞の書評で「ガンスリンガー・ガール」が問題作だと紹介される

以前も同じようなことを書いた記憶がありますが、こういう見方をする人は少なからず居るんでしょうね。けれど、この解釈は近視眼過ぎるというか底が浅いと言わざるを得ません。

まず大前提として、義体というものが必ずしも肯定されている訳では無いということ。改造されたり、洗脳されたりということがとんでもないと言うが、義体は明らかに大衆に対する比喩だと思える。改造とか洗脳というのはあくまでもデフォルメであり、本質は真実を知らずに環境を与えられた人間が表現されている。

義体達はその中で幸せを見つけ出している。それについても大衆と同じ。そんな中でも幸せは感じられるということ。客観的に見た時にどんなに不幸な境遇であったとしても、それと当人の幸せは一致するものでは無いという真実を見事に描いている。

その上で、少なくとも現時点の段階では、どちらがどうという結論は何も出されていない。つまり、矛盾に目をつぶって出来ることに縋りなさいという解釈は、一部分からだけの見方であって、全く全体を表してはいない。そういう見方をしてしまうと、作品全体が著しくチープに感じられるだろう。けど、実際にはそうは解釈できない。

この藤本という女は、哲学的な思考法というのを知らないんだろう。何らかの結論がそこに必ずあるとは限らない。お勉強には必ず正解というものが用意されているのかもしれないけれど、実際の社会問題や哲学的命題には解答が無い場合や、現状では解答不能なものも多数含まれる。そういうセンシティブな部分を描いているからこそ、この作品には意味があるのだし、デフォルメなどの表現を含めて、問題を非常に判りやすい形で表してくれているという意味でテキストとしても優秀。それを、作品自体がまだ完結しているわけでもない状態で、このような誤解に基づく決め付けを行いそれをマスメディアに書評として掲載するのは適切だとは思えません。

恐らく理性よりも感性の方が先に働いてしまって、その勢いが収まらなかったというの辺りなんだろうなとは思います。典型的な女性的反応ですが、完全に悪い方に振れてしまっていますね。
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「ダビング10を人質にしてはいない」。権利者団体会見?「“あるメーカー”と経産省が、ちゃぶ台返し」

勿論論外のトンデモ主張です。つか、椎名某がまともなこと言ってるのみたことないんですがね。自分達にとって都合の良さそうな結論になりかけていたところに、真っ当なクレームが付いたからといって文句を言われる筋合いはありません。長い時間をかけていようが、糞な結論は糞だし、1時間で決まったものでも良い結論は良い訳です。

懸念事項という内容が陳腐なのも大きな原因ですが、DVDやCDに変わってHDDが主流になったとして、HDDにある内はあくまでも一時的な保存場所でしかないということを彼らは判っていない。基本的に譲渡が不可能な形態であるということが重要。その辺りはビデオなのか音楽なのかによっても相当変わってくるけれど、ダビング10について言うなら、当然ビデオということになるでしょう。であれば、HDDはDVDの代わりにはなり得ない。あくまでも取り外し可能で、かつ汎用性が高く、そのメディアを持ち込めばどんな機械でも再生可能という状態にならない限り、補償金の必要は感じない。現在でもその対象はDVD(青やHDを含む)ないしは、テープであるのだから、HDDに補償金をかけるのはあからさまに二重取りということになる。

椎名某の物言いは音楽とビデオを都合良くミックスしている。デジタル音楽プレイヤーに補償金をかけるのと、HDDビデオレコーターに補償金をかけるのでは意味合いが全く異なる。じゃあ音楽プレイヤーになら補償金をかけていいのかというと、そういうことにもならない。何故なら、そのソースがCDなり、ネット販売なりであるならば、既にその料金は支払い済みであるのだから。あくまでもカジュアルな複製が可能で、ばらまかれる可能性があるという範囲において、補償が必要になるだけで、購入した当人が再生するのにまた金を払わなければならないとは感じない。そんなにコピーされるのが嫌なら、即刻CDの販売を終了して、ネット販売とSACDのみの販売に移行すればいい。そういう自分達にとって都合の悪いことは拒絶しておいて、ありもしない権利を振りかざすのは見苦しい。

コピーワンスの問題がムーブの失敗だなどと主張するから、そんなのは技術的な問題だと揚げ足を取られる。そうじゃなくて、そもそも無料放送にコピーワンスをかけていること自体が異常なことであるというのが正しい。ただ、それだとカジュアルコピーの危険性があまりにも高いということで、回数制限付きのコピーを2世代、あるいは3世代を許すなり、外に持ち出すことを制限したEPNでのコントロールが適切なはずなのに、それに理解を示さなかったのは今文句を付けている連中だろう。

無償コンテンツが発生したからといって、補償金で金を徴収することが正当化されるというのもトンデモな話だ。だったら、無償にせずにしっかりと有償にすればいい。表面上無償という形式を取ることで、自分達の商品の価値だけを高めようという浅ましい考えが透けて見えます。

またカスラックが録音する料金はCDなりには含まれていないと主張している。だったら含んだ値段で売ってみればいい。その時にどの位音楽が売れるか身を以て知ればいい。売れなければ値下げせざるを得なくなる可能性が高く、結果的に内訳が変わるだけで、同じ値段で録音権が含まれてますという商品が出来上がるということになるんじゃないかという気がします。それをせずに補償金という見えない形での徴収に拘っているというところがカスラックがカスであることの所以でしょう。

更におまけで、現行のHDDレコーダーの使い方がタイムシフトになっているのは、そうせざるを得ないから、あるいはそれ以外に使えないからという数字が含まれているということを判っていない。無料放送に過度なDRMがかかっている段階でタイムシフト以外の使い方が出来ない状態になっている。だからアナログ放送をわざわざ録画しているという人は僕も含めて少なくないはず。逆に言えばDRMがかけられている以上、補償金などは一切不要というのが正しい。つまり、JEITAの主張の方が当然理にかなっている。

ここに名を連ねている連中は、消費者、クリエイター、文化の全てに対する敵だと考えて良い。はっきり言って揚げ足を取る事だけしかできない、金と権利の亡者だ。カスラックを初めとする搾取団体は死活問題なので、無様にあがくのは仕方ないことかもしれないけれど、その笛の音で踊らされている椎名某を初めとする一部の権利者が本当にみっともない。自分の作品を汚すこととイコールなので、せめてノーコメント止まりにしていて欲しいものです。こんな間抜けが作った作品を喜んでいたのかと思って、情けなくなっていると言う人も少なからず居ることでしょう。
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確かに光は犬系ではあるけどね。あまりの違和感の無さというか、似合いっぷりが可笑しかったです。さて、兄弟揃って嫌な奴系として登場ですが、弟君がそうであったように、この作品には原則悪人ってものは登場しないような気がします。

悪人は居ないといっても悪意は存在している訳で、その差こそが光の生きる道という事になっています。問題は、S・Aという設定を使って、優秀な生徒であるということにしているのにも関わらず、結局最後には人情もので全て片付いてしまっているというところでしょうか。

確かに滝島の体力というかは凄いですが、それは優秀とか言う以上に人間であることを越えてしまっているので、ギャグにしかなってない。それ以外のメンバーについても概ね同じ。だから設定と話が噛み合っていないように感じる。それが全体的にしっくり来ていないように感じられる原因になっているんじゃないかという気がしますね。