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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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さて、待望のRED GARDEN OVA、ついに出ました。どんな話になるのかと思っていたら、予想外の話になっています。なんと言っても一番楽しめたのは、4人娘のなんとも言えない味のある会話の数々。それぞれがすっかり大人になっていて、数百年を生きているという感じが上手く出せています。本編を見た人は、当然その変貌ぶりに驚き、かつ、本質は変化していないという部分に安心します。それなりの生活を楽しんだり、これまでの生き方に飽きてしまっていたり、刺激を求めて何かを探してみたりと、それぞれ永遠を生きるということの受け止め方を探っているという感じがします。

失われた17年という時間は、確かに彼女達にとって相対的に小さなものになりました。その部分の解釈とケイトの心情表現を軸にしながら進む話は、なんとも独特な雰囲気があります。RED GARDENそのものが、運命に縛られた少女達というコンセプトを持っていた訳ですが、結局不老不死の体を手に入れても、それは変わらないというところから話が始まります。

その状態をどうやって消化していくかという流れが面白いんですが、明確な形の答えが用意されてはいないものの、折り合いが付いたという感触で終わっています。短い時間のOVAで描くことが出来る後日談としては、非常に良くできた話だと思います。キャラが立っていて魅力的な作品でしたから、そのキャラを十分に使って、印象的に仕上げています。本編を見ていないとさっぱり理解不能な作品だと思いますが、逆に本編を楽しんだ人間には、十分堪能できるようになっています。

味付けの上手さが光る秀作でしょう。
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