なんか、今期はこういう話が流行なんですかね。時代の閉塞感から来るのか、運命とは時代の必然とかそういうものに抗うという話が多いです。本作も内容的にはそんな感じ。白か黒かではなくてグレーという選択肢もあるんだというのは、表現としては非常に判りやすい。
人が徐々に変化していくということをずっと描き続けていて、それをパイで収束させるというやり方は上手いです。そういう経験を経てきたからこそ、ヘイはそれを選択することが出来たというのは説得力があります。
問題は、こういうテーマを扱う作品に共通にあるんですが、最終的に投げっぱなしで終わってしまうというところでしょうか。人生観としては、そう言う考え方は嫌いじゃ無いんですが、それを世界の存続とか、社会の構成というところまで広げてしまった時に、果たしてそれでいいんだろうかという部分に答えが出てこない。範囲の大きさによって、判断の基準とか仕方というのは変化して然るべきだと僕は思うのですが、その部分が微妙な葛藤程度で終わってしまう。
確かに話としてはそれ以上を描くというのは難しいし、結果としてどうこうというのは、見たものが判断することだと言われればそれまでで、あくまでもキャラクターとしてのヘイはそうであっただけだと言うことも出来るとは思いますが、そういうキャラクターを描くことの意味を考えた時に、やっぱり作品として少し無責任なんじゃないだろうかという気がしています。
未来があれば希望はあるという考え方は常に成立するかもしれませんが、同時に希望の裏には常に絶望も存在しているということを無視し過ぎているんじゃ無いかなという気がします。
人が徐々に変化していくということをずっと描き続けていて、それをパイで収束させるというやり方は上手いです。そういう経験を経てきたからこそ、ヘイはそれを選択することが出来たというのは説得力があります。
問題は、こういうテーマを扱う作品に共通にあるんですが、最終的に投げっぱなしで終わってしまうというところでしょうか。人生観としては、そう言う考え方は嫌いじゃ無いんですが、それを世界の存続とか、社会の構成というところまで広げてしまった時に、果たしてそれでいいんだろうかという部分に答えが出てこない。範囲の大きさによって、判断の基準とか仕方というのは変化して然るべきだと僕は思うのですが、その部分が微妙な葛藤程度で終わってしまう。
確かに話としてはそれ以上を描くというのは難しいし、結果としてどうこうというのは、見たものが判断することだと言われればそれまでで、あくまでもキャラクターとしてのヘイはそうであっただけだと言うことも出来るとは思いますが、そういうキャラクターを描くことの意味を考えた時に、やっぱり作品として少し無責任なんじゃないだろうかという気がしています。
未来があれば希望はあるという考え方は常に成立するかもしれませんが、同時に希望の裏には常に絶望も存在しているということを無視し過ぎているんじゃ無いかなという気がします。
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もしや2期あり?
2007/09/29(土) 20:10:15 | あかつきのまったり日記。