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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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うめぇ、巧すぎる西村監督。キャラクターの心情、それから関係性、それの微妙な移り変わりを本当に巧く描写します。ほんの僅かな表情の変化、台詞の一つ、その積み重ねと、カット割り、テンポ、そういうものをトータルして統合的に複数のキャラの変化を描き出していく手法は見ていて感心してしまいます。今回の話は踏切前の最終助走の回で、結論ありき的な展開になっていて、その裏をかくような、騙したり惑わせたりする手法はほとんど入れてないんですが、それでもきっちりと物語として成立し、かつ自然で全く違和感が無いほどにキャラに素直な展開になっています。

キャラが物語の展開に踊らされているということが無く、それぞれがちゃんと人間としてのリアリティをもって描写されています。ちゃんと感じ、考えている。それが伝わってきます。どうしようもない感情というものを表現できているから、そのシーンに感動できる訳です。作られた感動のシーンなんかじゃなくて沸き上がるような感覚を感じることが出来ます。大げさな表現や、大きなエピソードなんか作らなくてもちゃんとそれを描き込むことが出来る。西村監督はシムーンに続きまたそれを証明して見せました。

大きな軸は二つあって、一つは眞一郎が飛ぶまで。もう一つは乃絵が涙を取り戻すまで。その過程の彼らの変化を描き込んでいくという物語構成なんですが、それだけじゃなくて、比呂美も愛ちゃんも三代吉もちゃんと生きて、彼らも変わっていくという過程を繊細に表現しています。だから、どういう方向に話が行ったとしても吸収することが可能な位に成熟している。その中で規定の方向に梶を切れるだけの材料を放り込むことで、物語に深みを出すことに成功していると思います。

物語ってのは、本当にキャラが命なんだなと痛感させられる作品に仕上がっています。キャラをないがしろにする作品も散見されますが、それでは絶対に良いものにならないというのを十分見せてくれていると思います。
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