Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 アニメレビューが多め。「シムーン」「RED GARDEN」「精霊の守り人」「ef」。止められそうもないです。

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どうしてもこの設定で、これまでの展開をしてきてしまった以上一定の抽象化を行う必要性が出てきてしまいます。それ故に細かく見れば疑問点が残る部分もあるものの、話として内容が通じるレベルでは一応の説明、というか辻褄合わせが行われています。当面としてはそれで十分で、歴史的な感覚も含め時間というものの概念を巧く構成していると思いました。残った疑問点を追求することが些末に思える結末を作り出したというのは見事だと思います。

今回はラストということで、これまでやや控え目にされてきた燐へのサディスティックな攻撃が激化しています。彼女を壊す為にあらゆる手段を講じられる訳で、前回の伏線が良く効いていて、燐が追い詰められる様にリアリズムが感じられました。そして、にも関わらずギリギリのところで踏みとどまる燐の精神力と、1話から連綿と続く前埜の伏線が最終的に結実するシナリオはなかなか魅せてくれました。これって、見えるとか見えないとか以上にエロティックな表現だと僕には思えます。

ミミに関しては、結局最後まで燐のアシスタントというポジションから外れることが出来ずに終わってしまったというのはちょっと残念。しかし、それは前埜という存在がある以上どうしても仕方がなかったことかもしれない。遠回しにはミミを美汐が助けたりとか、その立ち位置は表現されているし、非不死者である美汐が何故ここまでこられるのか、なんで殺されてしまわないのかという部分がずっと違和感としてあったんですが、作品の中にある種の運命論が含まれていますから、それはそれで前埜の役割としての美汐というポジションが確立されていたと見ることも出来ます。

運命論を持ち出すというのは、この手の作品については結構アンフェアな手法ではあるんですが、重要なのは、それに説得力を持たせることが出来るかという点です。作品全体を見た時に、ラストに燐が運命を語ることに違和感を感じさせなかった。それがこの作品の出来を表していると思います。このクラスのクオリティを持った作品が出てくるというのは、本当に喜ばしいです。
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