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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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本を読むと不幸になる

その通り。けれど、それは何故かという部分を考えてない短絡的な結論が出ているように思える。一つにはそれは貴方の価値観から見た不幸でしか無いってこと。恐らく「根気がないせいで、知性的な内容の本が読めない」から、この程度の思考で停止してしまっているんだろう。ハッピーを一般化できると思っている段階で既に終わっている。

勿論子供達に朝から晩まで本を読み続けろというのは異常だ。だけど、そんなことを言う奴はほとんど居ないだろう。黙っていると読書数が限りなくゼロに近づくから、少しは読みなさいという意味で本を読めということになるだけ。それによって得られるものを知らない状態で、表面的かつ端的な例を見て結論を出してしまったのではどうにもならない。少なくとも日本語をある程度以上扱えないようだと、将来困るのは自分達だ。通常の会話で使用している程度のボキャブラリーではコミュニケーションに問題が発生する可能性が高い。文章構成能力も鍛えることが出来なくなる。大した内容じゃないのに、ちっとも文章が作れない奴を時折見かけるけれど、恐らくその辺が原因だろう。

次に、ハッピーであるというのは良いことであるという大前提を全く疑っていないという部分に問題がある。「スケートボードとターンテーブルを両脇に抱え、夜な夜なパーチーに出かけてゆく。それでいて、小説も超かっこいいのを読んでいて、哲学だって嗜んでいたりする」のが、彼の考えるハッピーの様子の一旦らしいけれど、それが良いことだと僕には断定出来ない。むしろ避けたいとさえ思える。

精神障害で無い限り、不幸であるということは、少なくとも状況を認識する能力を身につけているということ。逆に特別な事情が無い限りハッピーな奴などは馬鹿と判断しても良い。現実はそれほどハッピーじゃない。そんなことはとっくの昔に結論が出されていて、現在も変化していない。そういう状況をまず認識し、自分は不幸であるという現実に向き合うから先に進むことが出来る訳だ。人間には一定の不幸は絶対的に必要な要素。それをハッピーな方向に解決しようとするから極度な信仰に走ったり、安易な保守に走ったりする。

結局何をもって「充実した人生」とするかってことなんだけど、無知無能が一番ハッピーであるというのは昨今の特徴。無知無能が一番ハッピーでいられるという事実がこの社会の最大の問題点でもあります。こういう風に考え、かつ実戦しているような連中が本当の不幸のどん底に叩き落とされるような社会が正しい社会でしょう。徐々にそういう風になってきては居ますけどね。格差社会万歳って感じでしょうか。
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