FC2ブログ
Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

英数字が5割以上のコメント、TBは投稿制限しています。またスパムと判断されるものは問答無用で削除します。
じゃあ、どうなっていれば納得できるのか書いてみなさい。と書かれたので、書いてみます。僕の考える案が最適だとは言いませんが、どこがおかしいと考えているのかも含めて、もう少し説明を補足してみます。

話全体の流れからして、黄泉が救われるという結論になるべき展開になっていたと僕には思えていたというのがまず前提としてあります。彼女視点で話が展開し、殺生石に乗っ取られる前の黄泉の人格や、神楽との関係性を善しとする表現がされ、しかも人間は救われることはないという刹那なテーマであるというニュアンスも感じ取れないものだったからです。

これは、黄泉が生き残るということを必ずしも意味しません。よって、神楽に殺されるということそのものを否定するものではありません。ですが、生死に関わらず、彼女は救われると解釈できる結論であるべきだろうということです。例えば、神楽自信も何らかの形で暴走して、それを止めるに黄泉を殺されなければならないとなれば、話としては成立するでしょう。神楽を守るのために、黄泉の命を差し出すという展開にするためには、それに釣り合うだけの状況が必要だろうと考えていて、今回のではそれに足りていないと感じられます。

殺生石の力 → 黄泉の欲望の成就 → 神楽を殺す → 人類を滅ぼす という図式が成立しないと感じられるのも違和感の要因です。黄泉の欲望は神楽を守ることであって、それを成就したという方向に見えるのですが、それは人類を滅ぼすという方向とは矛盾します。すると、考えられるのは、黄泉の中で「神楽 > 憎悪」が明確に成立しているか、欲望以外の何かで殺生石を制御したかということになるはずなんですが、その部分がきちんと明示されていません。例えば、暴走した後も神楽に対してだけは反応が異なるなんて典型的な表現を入れるというのもありだったかもしれません。その上で、今回のように神楽が黄泉をなぞるという展開になれば、神楽は再度黄泉を裏切ったという関係性が成立しますから、その後の展開も面白くできたかもしれない。その場合、神楽の精神も黄泉同様墜ちたという風にきちんと描かれるべきでしょう。そうすれば神楽が黄泉を裏切る物語という形で成立します。神楽の完全な裏切りを以て黄泉が完全に変貌するという展開はありだと思います。

もしくは、ややクサイですが、黄泉を助け出す方法をなんとか見つけ出して救うというノーマルな流れも当然不条理ではありません。ただそれだと、ややチープな感じがするので、単純に選択はしづらい。そこで一体どんな結末を持ってくるのかと期待していたというのが実際です。今回の結論では、結果黄泉も神楽も救われていない。コメントに依ると、その後の神楽は半鬱のような状態になってしまっているという当然の結末になっている訳だし、それについて黄泉が死んでいるという状態であるならば(完全に墜ちていても同様)、既に神楽を助けることも出来ないことになってしまいます。それでは話として収束しているようには思えません。

もし、原作に繋げる為に今回のような結末を最初から想定するなら、話の主軸は黄泉ではなく神楽にするべきだったでしょう。最初から神楽視点にして、神楽鬱の状態が最初に描かれて、そこに到るまでの過程ということで、あからさまにその後の話があるという形にしているなら(好き嫌いはともかく)話としては整合されていると感じたでしょう。例えば、2年後ではなく1年後辺りを最後に出すようにして、神楽は救われていないということを提示した上で、今回の結論があり、そして話は続くと明示させるというような手法です。いっそ数ヶ月後位まで全部描いてしまうというのも手かもしれません。何れにしても軸を黄泉にしたら駄目でしょう。神楽が絶望するまでの過程を彼女視点で描き込んでいくという作品であれば、それはありだと思います。

神楽の純粋さを貴重なものという扱いで描いていますから、それが失われるという段階で話が結実するのでは、中途半端感やいいとこ取り感がどうしても拭えなくなります。彼女を救う段階まで描くことが出来ないのであれば、その部分の表現は抑えめにするという手もあります。ただし、その場合は、今と同じ構成では話として面白く無くなることは確実なので、他の手法で面白さを出すような工夫が必要になるでしょう。それは、例えば戦闘シーンかもしれないし、魍魎達との駆け引きかもしれないし、政府機関間でのやりとりかもしれないけれど、全く異なるテイストの作品になることは間違いないでしょう。

結局、作品全体の流れと結論がチグハグという感じがするわけです。散々伏線を張った挙げ句、訳の判らない「おめでとう」で片付けられたのと同様の後味の悪さです。それを認めてしまえば、どんな内容でも自由自在ですが、それは既に作品としての体をなしていないだろうと僕は考えているということです。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kazus.blog66.fc2.com/tb.php/5511-5ac0df05
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック