Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

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ニートの為の楽園を作る。その意味するところは良く判りませんが、この作品内においてニートという存在はマイナスの方向で語られては居ません。つまり、これまでとは異なる価値観、あるいは社会観を持っている人間という方向性になっています。通常は、そうだったとしても現実との折り合いをそれなりに付けているのが大抵で、それ故に現実にはニートを肯定する理由は全く無いのですが、まぁその表現についてはアリとしましょう。

実際、咲ちゃんにしても牛丼をかけられる企業に就職する必要は無いというのを肯定したとしても、それがイコールニートになるというのは、ぶっ飛びすぎの飛躍です。もし実際にこういう飛躍した思考しかできない人間が居るのだとしたら、それはやっぱり所詮ニートとしか言えない訳で、それこそセレソンのようなトンデモな設定が無い限り救われる事は無いでしょう。

ただし、現状の社会システムが根底から腐り始めているというのは事実で、それは制度としての資本主義あるいは近代民主主義が命数を使い果たしたという現状を正しく把握していると思います。残念な事に、この二つの仕組みは、自らの問題点を自浄する機能をスポイルしてしまった為に、対処療法以上の対応が取れないという致命的欠陥を持っています。だから革命などは起こせないし、救世主なども生まれる事は無い。よって、このゲームに勝利する唯一の方法は、ともかく現在の社会システムを放棄する為に必要な別の社会システムを独自に構築するという回答しかあり得ないだろうと思っています。

IT技術をベースとしたベンチャーをその原点に持ってくるというのは良いアイディアで、ネットワークは既に現在の社会構造、特に国家という古びたシステムを容易に飛び越えて新しく巨大なコミュニティを形成させる事が可能です。偶然か必然か滝沢がそういうメンバーと巡り会ったというのはちょっと出来すぎという感じもしますが、現状唯一の光であるという事実を考えれば理解できない事もないです。

で、危ない女社長さんは一体何をしようとしているのか良く判りません。セレソンはまだ結構な数が居ますから、恐らくこの女性は本命で無い事は確実で、その割には設定を引っ張るなという気がします。本来であれば様々な救世主としての活動を比較するという流れが一番無難なんですが、これまで出てきた面子はその手の活動をほとんどしていないと見えます。女社長の役割としては経済で世界を救うという方向を指し示すことは出来ると思うので、前回の医者がやろうとした福祉という方向同様に失敗するという辺りが落し処でしょうか。

それと、滝沢が何故記憶を消す必要があったのかという部分も気になります。記憶を消す前の彼が何を考えていたのかというのも当然興味が湧きます。そういう切り札を何枚か残していて、かつそれを見せ札にも使っているので、そうそう単純な話にはなっていないのでしょう。あくまでも作品としても面白さも十分に踏まえた上で構成をしていると感じられます。まさに神山ここにありって感じですね。
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