なかなかに面白い構成になっています。世界観の前提となっている部分については謎として含みを残しました。少なくとも当面についてはこれがキーとなるでしょう。その前提の上で成立している世界は、非常に単純化されていて、ある意味理屈通りの世界になっている。だから、月並みな作戦でも巧くいってしまう。そうあるべきだというのがそうある世界となっている。
キャラクター達は、その世界に反抗する事が存在の条件になっています。ある意味では世界に従順になるというのは、とても幸せな事なんじゃないかとも思えるのですが、理由はともかくそれに反乱することが存在理由になっています。
天使は敵とされていますが、何も不条理をしている訳でも何でもなく、一方的に敵視されている存在です。その世界を認めてしまったら存在が消される。そして、自分自身に満足してしまっても存在が消される。天使を否定するじゃないですけど、この世に神も仏もあるもんかというのが基本原則になっています。
幸福である事が何よりも求められる世の中でそれを真っ向から否定するような作品を作るという気概は十分に評価できます。世界に従順になって、しまったり完全なる達成感を思えて守りに入ることは人間として消去されると言う事を意味するというのも全くその通りで、それをここまで明確に形にする根性も凄いです。
ということで、ここまでは面白くできていますが、問題はここからどう展開させるかの方でしょう。結論で妥協してしまったのでは元の木阿弥です。そうならずかつ納得できるような結論を用意できるのか。それが明暗を分けそうです。
キャラクター達は、その世界に反抗する事が存在の条件になっています。ある意味では世界に従順になるというのは、とても幸せな事なんじゃないかとも思えるのですが、理由はともかくそれに反乱することが存在理由になっています。
天使は敵とされていますが、何も不条理をしている訳でも何でもなく、一方的に敵視されている存在です。その世界を認めてしまったら存在が消される。そして、自分自身に満足してしまっても存在が消される。天使を否定するじゃないですけど、この世に神も仏もあるもんかというのが基本原則になっています。
幸福である事が何よりも求められる世の中でそれを真っ向から否定するような作品を作るという気概は十分に評価できます。世界に従順になって、しまったり完全なる達成感を思えて守りに入ることは人間として消去されると言う事を意味するというのも全くその通りで、それをここまで明確に形にする根性も凄いです。
ということで、ここまでは面白くできていますが、問題はここからどう展開させるかの方でしょう。結論で妥協してしまったのでは元の木阿弥です。そうならずかつ納得できるような結論を用意できるのか。それが明暗を分けそうです。
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