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Kazu'Sが感じたことを遠慮無しに書き込む為のBlog。気分が悪くなっても知りません(笑) 自己責任で。 基本アニメレビュー。「シムーン」「RED GARDEN」。最近はひたぎ蕩れでミナ蕩れです。

英数字が5割以上のコメント、TBは投稿制限しています。またスパムと判断されるものは問答無用で削除します。
素晴らしい出来だと思います。結論自体が安易じゃ無いというのにも好感を持てますが、それは悪く言ってしまえばどっちつかずという事も出来ます。けれど、その結論に説得力がある。つまり、結果としてどうかではなくて、そこにいたる過程こそが重要であるということを体現しています。

阿良々木は原則的にはパッとしない男で、それなのに何故か事件に巻き込まれ、その異能によってツンデレ美少女をゲットしたというように見えますが、実はことはそんな単純に出来ている訳ではない。

そして、そんな阿良々木を理解するということを通じて、ひたぎちゃんの魅力は更にます訳だし、それは回り回って神原にも効いてくる。だから神原の決断というのが更に意味を増すという良い方向の循環をしてくれています。

物語のキモをきちんと抑えてその上でキャラ描写をきちんとしてくれているから出来る表現でしょう。上っ面だけの謎や個性で塗り固めたような模造品とは輝きが違うという印象を受けます。新房作品は表面的に斬新な映像表現に視点が行きがちですが、その真骨頂はこの話とキャラの本質を的確に掴むという部分にあります。だからどんな原作であっても新房作品のカラーに塗り込められるし、面白いし、いささかも原作の魅力が色褪せない。これだけ作品を量産しているにも関わらず、その点について外した事がないという事実に本当に嫉妬してしまいます。
凄いですね。会話をベースに成りたっているというのはコンセプトとしてずっと貫かれているんですが、それだけでこれだけ盛り上げる事が出来るというのは素晴らしいです。しかも、無理無理なエピソードを絡めなくてもそれだけで十分にキャラ描写も出来ており、例えば今回の神原にしても、すでに大分可愛らしく描く事に成功しています。

キャラ達は時折毒も吐きますし、女の子達はいわゆる男に都合の良いだけのタイプとはほど遠い存在として描かれていますが、それでも彼女達の魅力が十分に伝わるだけについつい引き込まれてしまいます。

流れ的には1話と同じような感じ何ですが、戦場ヶ原と阿良々木の関係が進展したことで、同じような展開であるにも関わらず異なる印象を受けています。その辺りの巧さは某似非ミステリーや連続で何回も夏休みをやり直した話とか、ファントムなんかと比べても圧倒的な説得力です。

もうキャラ描写にかけては新房監督に勝るモノ無しという状態がここしばらく続いています。しかもそれだけ描写してもいやらしくならない。変に生々しくならないというのも良い感じです。かなり異色な感じに作られていますが、何気に傑作の予感がします。
ひたぎちゃんったら可愛らしいんだけど、やっぱ怖いわ。ツンデレというかサディストだな。そんな彼女を相手にしても絶望しない辺りには感服します。それにしても、トラブルに巻き込まれる才能を持っているんじゃないかと思える程に次々と色々な状況が出てきます。

今回もまた謎かけ的な要素が強く入っているような気もします。つまり、最終的にこういう意図でしたというのが来る展開。もの凄く精密でかつ細かい部分まで注意深く見ていないとまず解明出来ないような仕組みになっているように感じますが、それでも解明は可能だろうと感じるのが某似非ミステリーとは異なります。

それにしても、トラブルに巻き込まれる度に女性達、しかも相応に上質と言えるような女性とお近づきになれるのはある意味羨ましい。種々の問題があるにしてもひたぎちゃん級の美女とお付き合いできるというのはかなりポイント高いです。ただし、僕だと絶望してしまいそうですが(笑)
あらすじ回。それでも十分に楽しめるというのが素晴らしい。戦場ヶ原の変わり者っぷりと可愛らしさが短縮することで強調されているし、テンポは心地よい速さで概要が良く俯瞰できます。まさしくあらすじらしいあらすじと言えるでしょう。

そして、マイマイ編突入。ネタバレするような戦場ヶ原の台詞が省略されたのはちょっと残念ですが、まぁそれもアリでしょう。羽川さんもきちんと毎回出てきているし、なかなかに意味付けをされています。すっかりと戦場ヶ原はツンデレちゃんと呼ばれて居るのも再認識しました。

そもそも作品としての質が非常に高いので、あらすじにしても質の高さを維持しています。正直あらすじでこなしてしまうのは勿体ないという印象が強いですが、良いものはどう切り出しても良いんだなということを確認できたような気がします。
このマイマイネタをどう収束させるのかとても興味深かったんですが、巧く纏めました。前回の話を見ていれば、当然同じ流れになるだろうという予測を立てる訳で、まさか真宵ちゃん自身がマイマイであるとは考えない。

確かに戦場ヶ原の台詞はそのことを物語っていたけれど、彼女の言動は微妙なところがあるし、羽川の存在がそれを強化していました。表面だけを見て判断は出来ないという痛烈な皮肉がそこに入っているように感じます。それだけで終わってしまったのではこれまた普通という感じがするのですが、それでは終わりません。

戦場ヶ原は堂々と愛の告白を行うし、それにとても彼女らしい理屈付けまでしてくれました。さらに、ここまで頑張ってキャラを作ってきた真宵ちゃんが成仏しましたじゃ勿体ないと思っていたら、しっかり2階級特進で戻ってきました。

この独特の表現で一体どこまでキャラを作り込めるのかという実験を行っているように見えますが、それは見事に成功していると言って良いでしょう。新房監督以外では到達不可能な域になってきたんじゃないかという気がします。
新房監督がOpやEdで遊ぶのは今に始まった事ではないですが、今回はインパクトがありました。少なくともこれまでの作品のカラーとは全く異なっているものだし、新房監督的な意味でもちょっと毛色が変わっているように感じられました。いや、それだとしても十分なクオリティを維持しているところは流石ですが。

話の方は良く見えない状態が引き続き進行中で、化け物と呼ばれるようなものが引き起こす様々な事件を軸にして人間関係が構成されていくんですが、キャラの方があまりにもアクが強すぎて見ようによっては既に常人の域からはみ出てしまっているので、それを以てなんなのかというのが掴みづらい。

まぁそれはそれで楽しければありとも言えるんですが、なんとも微妙な状況が続いていて、台詞回しと画面切り替えの妙は楽しめるものの、それが面白いのかというとなんともはやという感じがします。目新しさはあるので今回のマイマイまではなんとかなると思います。次は次で何か別の手段が用意されているという可能性も十分にあります。

判っている事をやってしまう程間抜けでは無いと思うので、何かしらの変化があるということを期待したいです。もう少しキャラが見えてくれば印象も変わってくるんじゃないかという気もします。
しかし、アニメーションというのは動画な訳ですから、本来であれば動きで勝負というのが正統派だと思うのですが、ここまで止め絵と台詞で話を作るという技には本当に驚愕します。それでそれなり以上に面白く話を作っているのですからなおさらです。

特に今回はほぼキャラ二人の会話のみで成り立っていた訳で、その会話が噛み合っているような全く噛み合っていないような、その絶妙な感じを延々と続けるというのが絶品でした。

また、男から見るとエロ的な要素も散りばめられていたし、誘われているような拒絶されているようなそんなある種の微妙な女心的なものも加味されていたりとなかなか見ていて飽きない展開でした。ずーっとこんな調子で進めるのかそれとも何処かで手法を変えてくるのか。もうそれ自体が興味が尽きないという感じです。
結局のところ一人の少女が、人類の生み出した最悪のイデオロギーである家族制度と宗教という二つの悪意の犠牲者となっていたというオチでした。それにしても新房が描くとその極悪度が際立ちます。宗教の信仰者はそれだけで何をするか判らない異常者というレッテルを貼ってもかまわないと僕は思うので、もし自分の身内が信仰に走ったらその時点で即座に縁を切るでしょう。

しかし、ほとんどコントという掛け合いだけで前半を乗り切るというのも凄いことです。そこを強調することで終盤のひたぎちゃんの変貌ぶりが引き立ちます。それに女性の艶めかしさというのを描くのも突出しています。確かにヌードも披露してくれたし、その後もセミヌードだったけれど、アングルとか仕草とかそういう部分で女性を表現することに際立った能力を感じます。

これで、一応ひさぎちゃんは救われたという形になりました。そしてそれを前提として一体どういう話が展開されるのか期待しちゃいます。
凄い。一瞬見ただけで即新房だと断言できるほどベタベタに新房です。さらに驚くことに、これほどまでに新房節がぴったりと合う作品が良くあったもんだとつくづく感心してしまいます。この演出をされるとどんなトンデモな設定を持ってこられてもアリだろうと納得せざるを得ないと感じてしまいます。

簡単に体重5キロとか吸血鬼とか言ってますが、それに全く違和感を感じさせない。というよりも、本来普通であるべきの部分の違和感を強調しているので、相対的に吸血鬼くらいなんてことないだろうと思ってしまいます。

これだけおかしな状況になってもキャラが十分に魅力的に画けているというのがまた新房監督の素晴らしいところです。話はさっぱり判りませんでしたが、それでも各キャラの面白みが伝わって来ます。さて、どんな風に仕上げてくるのか御覧じろって感じでしょうか。
おーっと引っ張るぅ。このシリーズになって初めての引っ張り展開です。流石にこのシーンは引っ張りますか。大きな転換点になるところですからね。このバレンタイン企画は、ヒントも含めて主題以外もなかなかに面白いんですけど、それはもう仕方ないと諦めるしかないですね。実際次回もそういう話がさておかれましたから(笑)

実は個人的に瞳子ちゃんの感情の動きというのがとても良く判ります。今回の話にきちんと説明されていましたが、結局瞳子ちゃんの一番の問題点は、端的に言ってしまえば素直じゃないというところ。前回吐露していたように実は瞳子ちゃんは祐巳のことを一目で気に入ってしまっている訳です。だけれど、1期からずーっと延々に彼女が祐巳のことを好きであるという表現はギリギリまで抑えられてきました。

瞳子ちゃんは頭の良い娘ですから、色々なことが判るし、色々なことを考えている。判断力もあるし、決断力もある。だから、理性が感情の先に立つという傾向が強いんですね。祐巳のことが好きだと自分で判っていても、その部分を理性が納得できなければ前に進めない。だから、祥子様にも何故ですかと問う訳です。

そして、そんな彼女が感情のままにしたがって良いんだと気付いた時。それが起点となって彼女を走らせることになりました。アニメの表現としてはやや弱いという気が正直します。あれだけでは何故瞳子が走り出したのか良く判らない。けれど、僕には彼女の気持ちが良く判ります。

前回のラスト、今回の冒頭の追い詰められたシーンをくぎみー名演でこなしてくれています。それだけで胸が詰まるような出来になっています。これがクライマックスで、ここから先はマリみておきまりの緩やかななハッピーエンドへ向かう訳です。勿論様々なものが積み重なっていますから、それだけでも十分に感動的であろうことは言うまでもありません。

とりあえず、前回と今回の2話に関しては良い出来でした。やっぱり、急いだとしてもこの位のペースはどうしても必要ってことなんでしょうね。ともかく、最低限抑えなければならない部分に関しては十分に抑えられていたと思います。ここまでの欲求不満を一気に解消させてもらったという感じがします。
いきなり瞳子ちゃん関係の情報が一気に様々出てきました。その度の彼女の反応は素晴らしいです。これまで瞳子ちゃんに関しては中に突っ込んだ情報というのが全く出さないという構成で、原作ではその辺りが滲み出ている部分があったりして、その部分の表現が欠けていたところが不満点の一つだったりもしたんですが、その鬱憤をも利用して一気に逆転するような、改心の出来の一話になっています。

瞳子ちゃんの一見意味不明な言動、そして祐巳視点で語られていた時には普通の行動にしか見えなかった祐巳の行動が一体瞳子視点ではどう見えていたのかそういう部分の齟齬が一気に理解できる内容になっています。

この1話の為にこれまでの話は全部組み立てられてきたというのが非常に明白で、最高に効果的になっています。しかもこれがクライマックスという訳ではなくて、そこから2段目、3段目が待っているというのは、原作の構成の素晴らしさですが、それを前提にしてアニメシリーズを組み立てた時に最も効果的な作り方であることは確かです。

乃梨子の使い方も素晴らしく、今回は瞳子をギリギリで救ったのは乃梨子ちゃんな訳ですが、実はこれまでかなり長い期間に渡って延々と伏線が張られてきました。乃梨子ちゃんが対瞳子という点に関しては特異な反応を示すというのが、これまで結構表現されてきました。また同時に瞳子にとって上でも下でも無い横の関係を維持しているのは乃梨子に限定されている表現がされており、シリーズ構成上可南子ちゃんを描くことが出来なかったという部分を逆手にとって効果的に仕上げています。

少なくとも4期については、様々なものを犠牲にしてきました。マリみてワールドを作り出すには今期は時間が足りないというのは明らかです。しかし、そういう条件でこのシリーズを作らなくてならないという前提が先に成立した時に、当然革新となる瞳子とその周辺の話だけにフォーカスし、彼女を以下に巧く描き込むかということに集中したとするならば、この構成はある意味必然的だとも思えるし、その効果は絶大であるということを実証してくれたと思います。

何れにしても、瞳子ファンにとっては今回の1話は珠玉の名作となったことは間違いありません。
ここまで全力疾走的なスピードで突っ走って、正直色々なものを犠牲にしてきましたが、流石にラストに向けてペース配分を落としてきました。もうここから先までハイペースとなってしまったら、なんの為に4期を作ったのかさっぱり判らないって事になりかねませんからね。

過去何度も書いていますが、13話という枠の中で、4期を作るという条件においてはひょっとすると最大限の出来なのかもしれません。けれど、そもそもこの話を1クールで構成しようという企画自体に無理があったというのは残念ながら否めません。

話の最もコアな部分は救える可能性を残していますし、そこはきっちりとフォローしていく可能性が高いですが、マリみてという世界観を構築するにはそれだけではかなり寂しい。ここまでで削られてしまった様々な要因も含めて表現されて初めてその世界は成り立つんじゃないかという期が凄くします。

恐らく高い確率で4期は失敗という事になるでしょう。何せ、文庫本1冊を30分で片付けるという荒技をやっている訳ですから。適切な話数は4話?5話でしょう。OVAシリーズが2話相当で1冊を消費していて、それでも随分速いペースだなと感じましたが、その倍の速度は流石に行き過ぎでした。これを2クールの長さでやってくれていれば結構良い感じになったんじゃないかなぁという気がして、残念でなりません。
祐巳ちゃんが思い悩む回。舞台が新年会なので、鬱々な感じはあまり感じられないというのがマリみての旨いところでしょう。今回は瞳子ちゃん関係に焦点を完全に絞っているようで、そうである以上ここら辺の盛り上がりは絶対的に必要な部分。その点はきちんと抑えられて作られていると思います。

この段階での瞳子ちゃんは何を考えているのかよく判らないというのは正解だと思うのですが、家出のエピソードを軽めに流してしまった為に、彼女の行動の意味深な部分が若干スポイルされているように感じられます。その分意味不明度は強くなっていて、乃梨子ちゃんがフォローを入れていましたが、ちょっと混迷の度合いが強すぎるかなという感触はあります。

その分、祐巳の判断というのがとても強調される結果になっていて、姉になるという事の意味というか、祐巳ちゃんが姉として成長しているという感覚を強く感じます。マリア様がみてるという作品の主旨として、祐巳視点で描かれている以上、それは重要なポイントで、最終的には祐巳ちゃんの変化というのが作品全体に落ちる形になるのが正しいと思います。そう考えると、なんだかんだ言いつつもツボはきっちり抑えているよなぁと感心してしまいます。
今回は尺的に良い感じだったと思います。瞳子ちゃんの件はここにピークを持ってくる演出だったのかもしれません。それはそれで正しい選択だったと思います。ただ、残念なのは、祐巳が瞳子ちゃんに対して、妹にしたいと思うまでの感情の動きが今ひとつ掴めないと言うぶぶんでしょうか。形式上はそれなりのステップを踏んではいるもののやっぱり唐突と言う感触が強い。

勿論、この告白自体がある程度唐突であるという要素はあったと思うんですが、それにしてもこれまで煮え切らなかった祐巳ちゃんが行動に出るというからには、相応の動機付けというものが見える状態にして欲しかったというのはあります。ここまでのペースが早すぎて、結果としてそれぞれのエピソードが淡泊になってしまい、繋がりが悪くなってしまっているというのが最大の要因担っているんじゃないかと言う気がします。

とは言いながら、盛り上げ方は流石と唸らせるものがあります。瞳子ちゃんとのシーンは実質的には短いものでしたが、密度の濃さを感じさせてくれましたし、その後の祥子様とのシーンについても良くできていたと思います。その分菜々ちゃん辺りは結構割を食う結果になっています。エピソードのフォーカスが絞られているので非常に分り易かったですが、焦点から外れてしまうと厳しいというのは実際のところでしょう。
瞳子ちゃんが祐巳の自宅に来る話ってこんな雰囲気だったっけか? とちょっと首をかしげるような感じはありましたが、話としては順調に進んでいます。淡泊な感じなのは相変わらずです。4期でどこまでやるつもりなのか判りませんが、半分位のペースでも良いような気がします。

それにしても志摩子さんはほとんどエスパーなんじゃないかという勘の冴えを見せてくれています。どうしても、話が祐巳と由乃に偏りがちで、志摩子さんとしてはある種完成された薔薇さまとしての表現に終始してしまうというのはこの段階では仕方のない事かもしれません。

一応設定的には前回の続きという事になっているのですが、話の切り替わりが早すぎるせいか、展開が早すぎて今ひとつ盛り上がりきらないからか、繋がりが悪いように感じられます。情報量の多さがマリみてアニメシリーズの売りではありますが、流石にこのスピードはちょっと厳しいんじゃないかなという気がしてきました。

せめて瞳子関連位はもう少し丁寧に描いても良いんじゃないかなと思うんですけどね。